Wish　☆　Garden

空歪みの塔Level3

森の中から、イエローの扉を開けると
黄色の広い空間に黄色の階段がゆるいカーブを
描いて上に伸びていく。

　そこをあがって行くと、
イエローの部屋。全体がイエロー雰囲気。
アニメキャラ、中世のスタイルいろんな人が
わいわい楽しそう。

　部屋の中心に、「着せ替えドア」を見つけた。
まずは、鉄でできた黒光りのするドア。
重そうな扉が、以外に簡単に開いて
入っていく。

　どこかの制服を着て恥ずかしそうに
笑ってる自分がいた。若いころかも。

　空に続きそうなドアがあった。
今度はとっても軽そう、天に通じそうなドア。
ドアの先には、白い階段が少しあって
登っていくと、鏡が用意されている。

　白いドレスに、身を包んでいる雰囲気。
もし、私がスタイル良かったら～
こんな格好をしてみたいよなぁ。。そんな感じ。
とっても軽い羽が生えたようなドレス。

　きっと、私はこれがとっても好きなんだな。

　自分の顔が良く見えないけど、
　めちゃかわいいような気がする。。（イメージの世界だもんね）

　すごく軽いそのドレスで、歩いていく。
　すっごく素敵な笑顔でいる気分。
　気分が軽い。周囲の人も、とっても素敵な雰囲気で
　夢の中にいる気分（夢の中だってばぁ～）

　なんかかっこいい男の人が、熱烈に話をしている。
　ウイリアムテルみたいな人…（って、本人を知らないけど）
　劇をやるみたいだ。
　演じる→なんだか、当然主役でしょうみたいな気分♪
　なんでもできそうな、なんにでもなれそうな
　そんな気分。

　イエローの部屋の中心に、舞台ができて
　観客は周囲にいっぱいいっぱいいる中。
　中央にひとり立っている。
　
　演技だったはずなのに～
　なぜか、歌を歌ってる。
　両手を広げて、とっても気持ちよさそうに歌ってる。
　うっとりした気分で聞いてもらってる感じ～
　私もどんどん乗ってくる。

　静かに歌い上げる感じの
　もう、気分は最高！！


　すごいいい気分で、もう、自己陶酔の世界。
　充実感が満々で、満ち足りた感じ。
　白いきれいな楽屋で、ぼぉーっとしてると

　あのグレーの猫がやってきた。
　何もしゃべらず、ただ見守ってくれている。
　私を肯定してくれているような気がする。

　しばらくして、部屋の隅にある緑の扉に向かって
　静かに歩き出した。
　何もわからず、あとから付いていってみる。